こんにちは、柿本です。
先日の日曜日に桜を観てきました!
近所をとぼとぼ散歩しながら♪
まだ満開ではありませんでしたが、とっても綺麗! ベストショットな一枚。
毎年、この季節はうきうきしますね。
あっという間に散ってしまうけど、本当に魅力的なお花です。
出会いと別れの多いこの季節。
そのほんのひと時しか咲かないからこそ、魅力を感じるのかもしれません。
最も有名な桜 「ソメイヨシノ」。
先日のZIP!で知ったのですが、交配でうまれた品種なんですね。
種子では増殖されないので、接木で増やしていくそうです。
すごい話です。
日本全国、これだけの桜を人の手で増やしていったってこと?
世界に発信するべき、日本の代表的な「文化」ですね!
文学が大好きな僕は桜を観ると、
19世紀ロシアのアントン・チェーホフの戯曲 『桜の園』 を思い出します。
チェーホフは、僕が大学生のときに卒論のテーマにした思い入れのある作家。
『桜の園』 は一読すると、散りゆく桜に人生の儚さを重ね合わせた作品かなと思い浮べてしまいますが、
19世紀のロシアに、桜に対するそのような思い入れがあったのか・・・ 疑問に思っていました。
桜が大好きな日本人の勝手な解釈ではないか、と。 翻訳によって作品のイメージは大きく変わりますので。
そもそもチェーホフ自身 『四幕の喜劇』 と謳ってます。散りゆく桜に喜劇性があるのでしょうか。
まぁ、チェーホフの 『喜劇』 は悲劇と紙一重なところがあって、すごく解釈が難しいですけどね。
そんなことを大学生のとき、真剣に悩んでいました(笑) 懐かしい。
ロシア演劇の第一人者、堀江新二氏が 『桜の園』 ではなく 『さくらんぼ畑』 と訳したのを見た時、
「なるほど!」という印象を受けた記憶があります。そういうふうに解釈できるのかと。
どちらが正解かは分かりませんが、芸術って受け手それぞれの解釈があって良いのかもしれません。
桜を観たときの感じ方が、人によって様々なのと同じように。
『桜の園』 興味のある方はぜひ!
しかしほんと綺麗ですね、桜って。
来週も時間あったら散歩行こ~っと♪