こんにちは、柿本です。
久々にウイスキーのお話。
今回ご紹介するのはラフロイグ蒸留所。
僕が一番好きなシングルモルトです!
「ラフロイグ 10年 カスクストレングス」 ALC.55.7%
ラフロイグは、自然豊かなアイラ島(スコットランド)にある蒸留所です。
そのアイラ島で作られるウイスキーの最大の特徴は、強烈なピート香と潮の香り。
詳しいことは省きますが、
ウイスキーはその製造過程で、原料の麦芽を乾燥させます。
その乾燥するときに使用するのが、ピート(泥炭)です。
ピート(泥炭)とは・・・
「湿地や浅い沼に生える水生植物やコケ類が枯死・堆積して、ある程度分解し炭化作用を受けたもの」です。(goo辞書より引用)
まぁ要は、炭化された可燃性の泥です。
アイラ島の土地はこのピートを多く含んでおり、ウイスキー作りには欠かせないモノとなっています。
麦芽乾燥にピートを使用すると、独特のスモーキーフレーバーがつきます。
それが俗にいう「ピート香」
(ザ・マッカランのようにスムースな味わいが特徴の蒸留所では、石炭をメインで乾燥させています。多少ピートも使ってるようですが。)
アイラ島には現在8つの蒸留所が稼働していますが、どこも個性的なピート香が感じられますね。
ピート香、それもウイスキーの楽しみ方の一つ。
ちなみにアイラ島でも、ブナハーブン蒸留所のようにあまりピートを使用しないところもあります。
(ブナハーブンも美味しいですね~今度紹介します。)
竹鶴政孝氏がスコットランドでウイスキーの技術を学んできた際、
当初はこのピート香が日本人には受けいられらなかったそうですね。
ラフロイグはアイラ島の中でも特に強烈なピート香が感じられる一本です。
ヨードチンキや薬草の香りにも例えられるくらい。
この香り、苦手な人はたぶん一生飲めません(笑)
僕も第一印象は、「なにこれ? ウイスキー?」って思いました。
今ではすっかりそのフレーバーの虜になってしまいましたが・・・
アイラのもう一つの特徴は潮の香りです。
海に囲まれた土地だからでしょうか。
本当にほんのり海のような香りがするんですよね。
そのため、ラフロイグやボウモアは生牡蠣にかけて食べても、とっても美味!
もっとも・・・ 潮っぽさで言えば、同じアイラ島の蒸留所でも、
カリラやブナハーブンの方が強く感じるかもしれませんね。
また、ラフロイグは熟成樽にもこだわりを持っています。
それはバーボン樽のファーストフィルを使用するということ。
ラフロイグを一口含んだ瞬間、まずは強烈なスモーキーフレーバーを感じますが、
奥からバーボン樽特有の甘~い香りが広がってきます。
その甘い香りを感じられたら、もう虜になってしまいますね(笑)
(最近はPXカスクやトリプルウッドなど、別の樽で段階的に熟成させた物も限定発売しています)
ちなみに上に載せたカスクストレングスは、終売品です。 もう売ってません!
またまた手に入らないのを載せちゃってすいません(笑)
通常、ウイスキーはボトリングする前に加水してアルコール度数を40%~45%くらいまで落とすのですが、
これは加水せずにボトリングしたもの。アルコールも55.7%もあります。
もちろん、もちろん味も香りもより豊かでより強烈に!
至福の一杯。
もう一杯、先日飲んだラフロイグをご紹介。
ボトラーズ・メーカー 「WILSON&MORGAN ラフロイグ 12年」
素晴らしい! その一言です。
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ノンエイジの魅力 ” 山崎 LIMITED EDITION 2014 “