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2016.04.21

かぜの科学

こんにちは、柿本です。

 

突然ですが!!!

皆さま、「風邪」の原因ってご存知ですか?

 

「風邪」の原因は、ずばりウイルスです。

風邪について科学的(?)に論じた本をみつけたので

ご紹介します!

『かぜの科学』 ジェニファー・アッカーマン著

 

一言でいうなら・・・ すっごい面白い!!

著者のアッカーマンさん、

自らを風邪に罹患させるようなぶっ飛んだ方です。

 

先ほど風邪の原因はウイルスと述べましたが・・・

実はそのウイルス、200種類くらいあるそうです。

一番有名なのはライノウイルス。

そんな種類があるんじゃ…

抗ウイルス薬なんて作れませんよね。

 

僕らが風邪ひいた時に、薬局や病院で処方してもらう薬、

現代の医学では風邪ウイルスを撃退する物はありません。

全て対症療法。熱や頭痛、咳や鼻水を軽減させるためです。

インフルエンザの時に処方されるタミフルやリレンザは、

インフルエンザウイルスを撃退はしません。

ウイルスの増殖を抑制する薬です。

 

あれ?抗生物質は? と思った方!!

抗生物質は「細菌」の増殖を抑制する薬です。

ウイルスには効果ありません。

ちなみにウイルスは細菌よりもずっとずっと小さい

いろいろ種類ありますが、平均で1/1000くらいのサイズ。

細菌は通常の光学顕微鏡で観測できますが、

ウイルスは電子顕微鏡じゃなきゃ見えません。

(通常のマスク、ウイルスはすり抜けます)

このウイルスと細菌の構造の違いもすっごい面白い話なので

機会があればいつか書きたいと思います。いつか・・・

 

そしたら、お医者さんは…なんで抗生物質を処方するの?

症状を起こす原因が細菌の可能性もあるからです。

例えば、気管支炎を引き起こすマイコプラズマ。

あとは、二次感染を防ぐ意味合いもあるようですね。

ようは・・・・ 「念のため」です。

 

「念のため」に長い歳月、抗生物質を処方し続けた結果、

抗生物質に対して耐性のある細菌が出現してしまったとか。

 

僕は医学の専門家ではありませんので、

何が正しいか言及できませんが・・・

「う~ん、どうなんでしょ」と思ってしまいますね。

 

じゃあ、風邪になったとき、どうしたら良いの?

 

ズバリ!! 自然に治ります。笑

 

ただ薬も否定はしません。

症状が軽減するのは間違いありませんし、

プラシーボ効果みたいなのもありますし…

皆さま、自分を信じましょう!!笑

 

唯一、予防に大切なことは…

睡眠不足&疲労かもしれませんね。

(意外ですが「寒さ」は風邪との因果関係ないそうです)

 

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